オスが卵を背負い世話をすることで有名な水生カメムシです。
私が初めてこの虫を見たのは、中学1年の水泳の授業の時でした。プールから上がろうとしたときに、泳いでいるコオイムシを見つけたのです。ちょうど授業が終わりかけでしたので、ずっと手にしながら水泳の授業をなんとか済ませ、持ち帰ったのでした。
わたしの生まれ故郷の静岡県では普通にみられますが、今から20年ほど前に仕事の関係で引っ越してきた神奈川県ではコオイムシは比較的珍しいということが分かり、驚きました。たしかに、秦野・平塚周辺ではオオコオイムシばかりがみられ、コオイムシは愛川など限られた場所でしか見なかったのです(ちなみに、静岡県ではオオコオイムシは極めて珍しいです)。
ところがその後、あちこちで見つかるようになり、今ではかなり普通の存在になってきました。
多くの水生昆虫が減少傾向にある中、産地や個体数が増えているのはなぜなのか、とても不思議に思います。
写真は神奈川県伊勢原市で採集した個体です。