2014年08月27日

マツモムシ

国内では北海道から九州まで広く分布する水生半翅の一種です。止水域に生息する普通種で、時には防火用貯水池や公園の池などにも見られます。
体長は12〜14oほどです。黒い体に、黄色い模様が特徴です。
これはオスの個体です。
マツモムシ3.jpg

そしてこれは本種の終齢(5齢)幼虫です。緑がかった乳白色がきれいです。
マツモムシ5齢幼虫.jpg

幼虫・成虫ともに、背面を下にして水面でじっとしていることが多く、主に水面に落ちたほかの昆虫などを襲って食べます。

繁殖期は初夏です。これは交尾の様子です。
マツモムシの交尾.jpg

卵は水草などの表面に産み付けられます。
マツモムシ卵.jpg
posted by 源五郎 at 05:45| Comment(0) | 水生半翅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月21日

ヤマトマルドロムシ

国内では本州から記録されているマルドロムシの仲間です。なお、マルドロムシは広い意味でガムシの仲間に属します。
体長は約1.5oと小さく、さらにその体型も相まって、まるで大きめの砂粒のように見えます。
写真の個体は、底質が砂地で、植物の多い湿地帯の岸部に生息していました。すばしっこくはないですが、意外にもトコトコとテンポよく歩きます。
ヤマトマルドロムシ01.jpg

本種はあまりにも小さく、見た目も砂粒のようなので生息地でも採集するのはなかなか困難です。今回も、炎天下のなか、地面に這いつくばって30分ほど探して2個体採れたのみでした(熱中症になりかけたので、それ以上の採集は不可能でした)。でも、見つかりにくいだけで、おそらく産地ではそれほど少ない虫ではないように思います。産地も限られているようですが、その気で探せばまだ各地に生息しているかもしれません。
posted by 源五郎 at 07:54| Comment(0) | ガムシ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする