2011年03月03日

ツマキレオオミズスマシ

南西諸島の止水域に生息するオオミズスマシ属の1種です。
本種も他の止水性ミズスマシと同様減少傾向にあり、例えば1990年代には至る所にみられた石垣島では、近年ほとんど見ることができなくなってしまいました。ですがその一方で、他の島ではわりとしょうもない小規模なコンクリート池でみられることもあることから、本種の好む生息環境がイマイチつかめないというのが正直なところです。
なお、南西諸島には、先日紹介しましたオオミズスマシも分布していますが、不思議なことに両種が同所的に生息しているのを私は見たことがありません。
また、南西諸島には以前紹介しましたリュウキュウヒメミズスマシが生息していますが、産地は極めて限られるものの、そこにはたいていツマキレオオミズスマシも見られます。ところが、オオミオズスマシとリュウキュウヒメミズスマシが同所的にみられることは、私自身見た記憶がありません。
これら3種は、好む生息環境が異なるようですし、またそれぞれの相性の善し悪しもあるようですが、そういった生態学的な知見を得ることができないまま、急速に姿を消しているのが現状です。
ブログツマキレオオミズスマシ.JPG

2015年1月1日追記
近年、ミズスマシの仲間は全国的に減少傾向にありますが、本種も南西諸島の各地で姿を消しつつあります。
この個体は10日ほど前に西表島で確認した個体です。残念ながら西表島でもなかなか姿を見なくなりましたので、貴重な個体と言えます。
ツマキレオオミズスマシ♂.jpg

これは本種の3齢幼虫です。
食欲は旺盛で、アカムシを与えると1日で何個体も捕食します。
ツマキレオオミズスマシ3齢幼虫.jpg
posted by 源五郎 at 00:34| Comment(0) | ミズスマシ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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