北海道から九州まで広く分布し(南西諸島の記録もあるようですが疑わしいらしいです)、池沼や湿地、水田などの水辺で普通に見られます。
イトアメンボの仲間はどれもよく似ていますが、(種としての)イトアメンボが全国的に産地が限られているのに対し、どうして本種が極めて普通に見られるのか、その違いがとても不思議です。
これはヒメイトアメンボの雄です。
そしてこれは雌です。腹部が太いです。
最後に、雄の腹部です。第7腹板の中央付近に1対の棘状の突起があるのが本種の特徴です。
2014年10月9日追記
これは有翅型の雄です。

そしてこれは有翅型の雌です。

本種における無翅型と有翅型の比率は存じませんが、有翅型のほうがカッコイイと感じるので見つけるとちょっと嬉しくなります。