2013年07月14日

石垣島のヒラテテナガエビ

ヒラテテナガエビは台湾から本州まで広く分布しているテナガエビです。西日本では河川にごく普通で、南西諸島でも沖縄島では珍しくありません。
ところが、なぜか八重山ではとても珍しく、今から20年ほど前に石垣島で1個体を見たくらいでした。その後、石垣島や西表島の河川には何度も足を運んでいますが、全く見ることがありませんでした。

先月(6月)のこと、八重山に出かける用事がありました。最終日、帰りのフライトまで数時間ありましたので、私が気に入っている石垣島の某河川に寄り、網を入れてみました。すると、見慣れないテナガエビのペアが採れたのです。
頭の中で検索ができなくて「まさか、日本初記録?」とドキドキしながらバケツに入れようとしたところ、ほんのちょっと目を離したすきに、あろうことかオスの個体が網をよじ登って逃げてしまいました。その後、半狂乱になりながら探すも見つからず、しょうがないのでメス個体を撮影していたところ、「あれ、これってもしかしたらヒラテ?」と頭の中でふとひらめきました。ヒラテは神奈川の職場近くの河川にもたくさんいてよく目にしているのですが、八重山ではヒラテを見ることがまずないので、脳内検索に引っかからなかったのでした。
日本初記録のテナガエビでなかったことで残念な気持ちもありつつ、逃げられたことを考えるとほっとした気持ちもあり(もし初記録種であったら逃げられた失態に悔やみきれないところでした)、加えて、やっぱりいたんだという驚きの気持ちも混じり合ったひとときでした。
ヒラテテナガエビ.jpg

それにしても、なぜ八重山にはヒラテテナガエビは少ないのでしょうか?ちなみに、ちょっと古い沖縄のエビカニの本には「八重山には分布していない」とありました。

話は変わりますが、石垣島の新空港は、旧空港に比べますと、市街からかなり遠く離れています。
私もそのことは重々分かっていましたが、採集に夢中になってしまい、搭乗手続きの最終案内にわずか5分遅れてしまいました。
パックツアーとしての安売りチケットでしたので別便への乗り換えもできず、たった5分のために、6万円以上も払って後発のチケットを買い直すはめになりました。空港内には、自分が乗る予定であった飛行機がまだ離陸せずに見えていただけに、さらにブルーな気持ちになりました。みなさんも八重山に出かけられた際にはご注意ください。
posted by 源五郎 at 23:50| Comment(0) | 甲殻類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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