2013年02月11日

ヤマトヌマエビの額角

本州中部以南に分布するヌマエビの一種です。
額角は短く、歯は密に並び、上縁には13〜27(写真の個体は15)、下縁には3〜17(写真の個体は7)あります。
ヤマトヌマエビの額角.jpg

水槽内のコケをよく取ってくれるとして、ペットショップでもよく見られるエビです。野外では、河川の上流部に多く、場所によっては多産していることもあります。学生時代、ある河川の夜間採集で、岩にべったり群れているのを見つけ、採集して持ち帰ったものを素揚げにして食べたことを思い出しました。ヌマエビの仲間は基本的にどれも美味しいと思います。
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2013年02月10日

ミゾレヌマエビ

本州中部以南に分布するヌマエビの一種です。
額角はやや長めで、歯は、上縁には12〜30(写真の個体は21?(眼で隠れているので22かも))、下縁には3〜22(写真の個体は12)あります。
また、上縁の一番先端の部分に1個の歯があるのを除いて、前半部3分の1ほどには歯がないのも特徴です。

本種は、ぱっと見た感じでは(種としての)ヌマエビとよく似ていて、混同されていることも多いと思います。
私がよく網を入れる神奈川や静岡では、下流域に普通のヌマエビです。
ミゾレヌマエビ頭部.jpg

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2013年02月09日

トゲナシヌマエビの額角

本州中部以南に分布するヌマエビの一種です。
額角は短いうえに、歯もたいへん少なく、上縁には通常0(写真の個体も0)、下縁には0〜3(写真の個体は1)しかありません。
本州ではそれほど多くみられませんが、南西諸島ではきわめて普通にみられます。
遡上能力にも優れ、河川の上流から下流域まで広い範囲に分布しています。
トゲナシヌマエビ頭部.jpg
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2013年02月08日

ヒメヌマエビの額角

本州中部以南に分布するヌマエビの一種です。
額角の歯は、上縁には17〜27(写真の個体は24)、下縁には2〜9(写真の個体は5)あります。
本種を狙おうとするとなかなか難しいのですが、でも河川の下流域にヌマエビの仲間を採集しに行くと、予期せぬところでぽろっと見つかることがある、そんなヌマエビです。
ヒメヌマエビ頭部.jpg

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2013年02月05日

テナガエビ3種の額角と第3胸脚指節

テナガエビやヌマエビなどの淡水エビ類を見分けるには、額角(頭にある大きなトゲ状の突起)そのものの形状と、額角の上縁と下縁にある歯(小さなトゲ)の数が重要なキーとなっています。
テナガエビの仲間においては、本州では、まれにコンジンテナガエビやザラテテナガエビも記録されることもありますが、よく見られるのはテナガエビ、ミナミテナガエビ、ヒラテテナガエビの3種です。このうち、ヒラテテナガエビは、体色や体型が残る2種とは大きく異なりますのですぐに区別できますが、テナガエビとミナミテナガエビはよく似ていて、慣れないと見分けるのは難しいです。

以下に3種の額角を紹介します。
まずはテナガエビです。
テナガエビ額角.jpg
次にこれはミナミテナガエビです。
ミナミテナガエビの額角.jpg
最後にこれはヒラテテナガエビです。
ヒラテテナガエビの額角.jpg

額角の形状は、テナガエビでは細くまっすぐ、ミナミテナガエビではやや広がりがあってまっすぐ、ヒラテテナガエビでは短いという違いがあります。
次に各種の額角の歯の数です。
テナガエビ:上縁は12〜14(写真の個体は12)、下縁は2〜4(写真の個体は3)
ミナミテナガエビ:上縁は9〜13(写真の個体は13)、下縁は2〜3(写真の個体は3)
ヒラテテナガエビ:上縁は10〜13(写真の個体は12)、下縁は2〜4(写真の個体は3)

最初に「額角そのものの形状と、額角の上縁と下縁にある歯が重要なキー」と言いましたが、実際には額角そのものの形で区別するのはなかなか難しいですし、歯の数もこの3種の数値は重なっていますから、区別点にはなりません。

そこでこれらを区別するには、胸脚の指節(要するに脚の爪)の形を見るのが有効です。
以下に3種の胸脚の指節を紹介します。
まずはテナガエビです。
テナガエビ脚.jpg
次にこれはミナミテナガエビです。
ミナミテナガエビ脚.jpg
最後にこれはヒラテテナガエビです。
ヒラテテナガエビ脚.jpg

テナガエビは非常に長いのに対し、ミナミテナガエビは短く、ヒラテテナガエビは非常に短いのがわかります。ヒラテテナガエビは爪の形を見なくてもパッと見で区別が可能ですが、テナガエビとミナミテナガエビは、この脚の爪を見るのが一番有効かと思います(とは言っても、肉眼での判別にはそれなりの経験が必要です)。
ちなみに、通常、テナガエビは河川の下流域のみで見られますが、ミナミテナガエビは中流域でも見られます。ヒラテテナガエビは下流で見られることもありますが、中〜上流域に多いです。爪の長さは、生息場所の流れの速さに対する適応(速いところほど、短くてがっしりしている)でしょう。
あ、あと、テナガエビは網に入っている状態ではビチビチと横になって跳ねていることが多いですが、ミナミテナガエビは網をワシワシと登ってくることが多いです。
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2011年02月04日

タマカイエビ

タマカイエビは、その名の通り、丸っこい体型をしたカイエビの一種です。
私自身、あまりカイエビ類を見たことがありませんが、タマカイエビは比較的稀な種類ではないかと思います。とは言うものの、稀だと言う根拠はありませんけど・・・
この仲間は動きがチョコマカしていて、みていて飽きませんが、長生きしないので飼育向きな生物ではありませんね。
ブログタマカイエビ.JPG
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2011年02月03日

トゲカイエビ

ホウネンエビやカブトエビなどとともに、ミジンコの仲間(鰓脚綱)に属します。その名の通り、二枚貝とエビを足して2で割ったような形態をしています。
この仲間は国内からは5種ほどが知られていますが、今回紹介しますのはそのうちの1種トゲカイエビです。頭部にトゲがある(その役割については存じません)のが和名の由来であり、本種の特徴でもあります。
ブログトゲカイエビ1.JPG
その名の通り、エビが二枚貝の殻を背負ったようです。
ブログトゲカイエビ3.JPG
写真では分かりにくいですが、頭部にトゲがあります。
ブログトゲカイエビ2.jpg
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2011年02月02日

アジアカブトエビのメス

先日に引き続きアジアカブトエビを紹介します。
メスは、オスよりも一回り大きく、背甲は光沢がなくてドーム状に盛り上がります。
この仲間は、6月ころに田植えのために水が入った水田でみられますが、産地はかなり局所的です。
ブログアジアカブトエビメス.jpg
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2011年02月01日

アジアカブトエビのオス

名前に「エビ」と付いていますが、どちらかといえばミジンコに近い仲間です。
日本に産するカブトエビ3種のうち、アメリカカブトエビとヨーロッパカブトエビは国内では雌雄同体のものしか確認されていませんが、このアジアカブトエビは雌雄異体です。
写真の個体はオスで、メスよりも小さく、背甲は光沢があり、平べったいです。
ブログアジアカブトエビ.jpg
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2011年01月02日

ホウネンエビ

エビと名が付いていますが、エビではなく、ミジンコに近い仲間です。

春、田んぼに水が入ったころ孵化し、7月頃まで見ることができます。
写真上の個体がメスで、腹部に卵のう(卵が入っている袋)が確認できます。写真では分かりにくいですが、オス(下の個体)は大きな顎をもち、メスを抱きかかえるときに用います。
ブログホウネンエビ.jpg
posted by 源五郎 at 03:02| Comment(0) | 甲殻類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする