2014年04月27日

「アメンボ(ナミアメンボ)」に写真を加えました。

長翅型の個体の写真を加えました。
http://gengoroh.seesaa.net/article/227781485.html
posted by 源五郎 at 22:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月07日

アシブトカタビロアメンボ

日本固有種で、宮古島・石垣島・西表島から確認されています。宮古島からの記録は青柳(2013)のもので、比較的最近になって見つかったものです。
体長は約3oで、脚の基部は黄色いですが、体は光沢のない黒色です。
河川上流部の淀みで、成虫・幼虫ともに群れを成して水面を素早く泳いでいます。

これは本種の雄です。
アシブトカタビロアメンボ1.jpg

そしてこれは雌です。
アシブトカタビロアメンボ2.jpg

本種は左右の複眼が大きくて、体が黒く、脚も長めで、個人的にはちょこっと苦手な形態をしています(普通に触れますけど)。この苦手なイメージ、以前にも経験あるなと思ったら、キマワリに対するイメージと同じでした。一応、虫屋の端くれですが、どうもキマワリだけは苦手で触れないのです。
posted by 源五郎 at 19:32| Comment(2) | 水生半翅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月27日

サンゴアメンボ

国内では南西諸島に分布する海浜性のアメンボです。体長は4mmほどです。
干潮時に、岩場がある海岸の水面を素早く移動しています。文献によると、満潮時には底にくっついて水中で過ごすようです。どうやって確認したのか気になるところですが、捕まえた個体を容器に入れ、海水を入れたところ、体の周りに空気をまとった状態で容器の底に張り付いたので、野外でも体についた空気を使って呼吸しながら過ごすのでしょう。

ブログサンゴアメンボメス.jpg

ほぼ同所的にケシウミアメンボも見られますが、ケシウミアメンボがタイドプールの小規模な水域を好むのに対し、サンゴアメンボの方がより開放的な水域を好みます。また、サンゴアメンボの方が個体数は少ないです。

このサンゴアメンボは雌雄で前脚の形態が異なり、雄は太く頑丈でトゲがあります。ですが、写真の個体は雌です。南西諸島に行くことがあれば、今度は雄を採集してみたいです。
posted by 源五郎 at 09:28| Comment(0) | 水生半翅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月15日

外来生物

静岡県浜松市の海岸には、全国的に希少な水生昆虫が生息する池があります。ここは現在、防潮堤の建設で埋め立ての恐れがありますが、今回はそれは置いておいて、最近じわじわと増えつつある外来生物について話をしたいと思います。
写真は、1月に伺った際に見つけたミシシッピアカミミガメ、アメリカザリガニ、ウシガエル(幼生)、スクミリンゴガイです(ただし、同時に網に入ったわけではなく採れた個体をただ並べているだけです)。

外来生物.jpg

この時期は水位が下がっていて生き物が見つけやすいこと、動きが鈍いこと、他の生物があまり見られなかったことから、かえってかなり目立ちました。この池は、砂浜のなかに隔離されているので、外来生物が自ら他の水系からやってきたとは思えません。
以前には、メダカ(産地は不明)を自ら放流していることを自慢げに話してきたおじさんがいました。メダカの放流はそれはそれで問題ですが、100歩譲って、まだ放流する人の気持ちはわからなくもありません。アカミミガメについても、(決してやってはいけないことですが、)飼いきれなくなって逃がしたことは想像できます。
でも、スクミリンゴガイはどうでしょうか?これをこの池に放す理由が見当たらないんですよね。

posted by 源五郎 at 00:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月05日

マダラミズカメムシ

国内では中部地方以南の本州と四国、九州、南西諸島に分布するミズカメムシの仲間です。
山間部の、周囲を林で囲まれたうす暗い水域で見られます。私はあまり多くの産地を知りませんが、河川上流域にある堰堤上部の枯れ枝がたくさん浮いているような場所でしばしば見かけます。このような場所で水生昆虫をあまり探さないだけで、よく調べれば産地は増えるのかもしれません。

体長は、ミズカメムシの仲間の中では最も小さく2〜3o程度で、一見終齢幼虫かと思ってしまうことがあります。また体色は淡い黄褐色で、緑がかることが多い他種よりも地味な色合いをしています。

これは本種の雄です。
マダラミズカメムシ♂.jpg

そしてこれは雌です。この仲間はいずれも雌の腹部はふっくらとしていて、一見して雌雄が判別できます。
マダラミズカメムシ♀.jpg

本種の特徴は、中脚腿節内縁にトゲの列がないことです。
マダラミズカメムシ雄右中脚.jpg

ちなみに、国内に産するミズカメムシの仲間には、本種を除くと中脚腿節内縁にトゲの列があります。以下は、以前にも紹介しましたが、ムモンミズカメムシの中脚腿節です。トゲの列があるのがわかります。
ムモンミズカメムシ♂中脚腿節.jpg
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2014年01月26日

「リュウキュウヒメミズスマシ」に写真を加えました。

成虫の横からの写真と、終齢幼虫の写真を紹介しました。
http://gengoroh.seesaa.net/article/188057604.html
posted by 源五郎 at 09:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月20日

「エサキコミズムシ」に写真を加えました。

雄の外部形態と、右交尾鈎、右前脚にあるペグ列の様子を紹介しました。
http://gengoroh.seesaa.net/article/383560995.html

posted by 源五郎 at 01:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月17日

沖縄島にて その2

13日、沖縄県立博物館にて開催されたシンポジウム「イリムティ ヌ ヤママヤー」に参加しました。
ブログ沖縄06.jpg

午後から開催ということで、午前中は博物館見学をしました。詳しくはありませんけど、歴史や文化にも興味がありますので、自然史部門と合わせて、とても楽しめました。行ってよかったです。
ブログ沖縄07.jpg

ただ、残念なことが2つ。
ブログ沖縄01.jpg
タッチパネル式の沖縄の生き物コーナーにて紹介されていたメダカです。沖縄島のメダカは現在も急速に生息地を減らしています。私の知っていた産地も外来の魚によってここ数年であっという間に絶滅してしまいました。
それはともかく、この写真、メダカでなくカダヤシですね…。

次はこれ。
ブログ沖縄03.jpg
標本による沖縄の昆虫の展示です。おお、フチトリゲンゴロウ!…、あれ、なんだか小さい?、と思ったらコガタノゲンゴロウでした。

さて、午後からのシンポジウムでは、イリオモテヤマネコの現状のほか、西表島の鳥類や昆虫の紹介もありました。意外に思ったのは、多数の自動撮影装置を設置することで、イリオモテヤマネコが平野部ではなく標高の高いエリアにも分布していることが近年の研究で明らかになってきたことです。
そういえば、かつて西表島の山岳エリアには、イリオモテヤマネコよりも大きいオオヤマネコが住んでいるという噂がありました。まあ、生態学的に、あの島の大きさでイリオモテヤマネコだけでなく、さらに大きなヤマネコも生息することは考えにくいことのようですけど、いてほしいなあという気持ちもありました。でも、あれだけの自動撮影装置でも写らなかったわけですから、(当たり前のことですけど)やっぱりいないんだなあと思った次第です。これで、生き物のロマンがまた一つ減りました。
それから、イリオモテボタルは、これまで人家のサンゴでできた石垣で確認されてきましたが、これまた最近の研究によって、林道や、海岸の防風林にも生息することが明らかになったということでした。実際の産地はわりと多いようで、絶滅が強く危惧されるような昆虫ではなさそうです。

このように、いろいろ勉強になった一日でした。
最後に、今回、ずっと同行して下さり、車の運転もしていただいたI先輩、ありがとうございました。
posted by 源五郎 at 07:56| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月14日

沖縄島にて その1

1月13日に開催のシンポジウム「イルムティヌヤママヤー(「ヌ」は「〜の」、「マヤー」は「ネコ」、つまり「イリオモテヤマネコ」のことです)」に参加のために沖縄島(沖縄本島の正式名称)に来ています。
前々日(11日)の夜に沖縄に到着、前日(12日)はフリーということで、沖縄島在住の先輩に車を出していただき、ヤンバル方面に行きました。
まずは、毎回沖縄島に行く度に足を運んでいる池に到着。狙っていた水生昆虫がいくつかあったのですが、全て外しました。残念。
続いて、先輩の案内で別の池に。ここでは、沖縄島では絶滅寸前のリュウキュウヒメミズスマシがいました。本種は沖縄島に限らず、現在の産地は極めて限られる種ですので、新産地の発見は嬉しいです。
なお、この池の所有者の方に、事後の挨拶に伺ったところ(もちろん事前にも挨拶して許可を取りました)、オリオンビールと泡盛、それから手作りのおつまみが出てきて、2時間ほど話をしてきました。
これが噂?の「いちゃりばちょーでー(一度逢ったら兄弟)」というものでしょうか。
沖縄に住んでいる方ならではの、沖縄の良さや、沖縄が抱える問題点を話してくださって、とてもためになりました。しかも、この方、「キジムナー」を見たことがあるそうです(今も時々、その気配を感じるとのこと)。昔はキジムナーを見たことがあると言う人は結構いたようですが、直接見た話を聞いたのは初めてでしたので新鮮でした。
私は科学の視点ではその存在は否定しますが、精神観念としてはいてほしいなあと思います。
それにもし見えるものならば、ぜひ見てみたいですね。
posted by 源五郎 at 05:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月05日

コガタノゲンゴロウ

当ブログでは初めての大型ゲンゴロウの紹介です。
和名は「小型の源五郎」ですが、体長は2cmを超えます。「小型」というのは、本州最大種の「ゲンゴロウ(=ナミゲンゴロウ)」と比べてのことなのでしょう。
本種は国外では温帯〜温帯域に広く分布しています。国内でも、過去には東北地方以南に広く分布していたようですが、一時期は南西諸島を除いて極めて少なくなってしまいました。
ところが、近年は四国や九州、本州西南部では回復傾向にあるようです。これは全国的に止水性の水生昆虫が激減傾向にある中、とても不思議なことです。
ブログコガタノゲンゴロウ1.jpg

下の写真ではわかりにくいですが、本種の腹面は赤みがかった黒色です。ちなみにゲンゴロウ(=ナミゲンゴロウ)の腹面は黄色です。
ブログコガタノゲンゴロウ2.jpg

本種は他のゲンゴロウ類と比べると飛行能力が高いと言われています(ただし、きちんと調べられたわけではなく、埋立地や、近くに本種の生息地がないような離島にできた湿地環境でも見つかったりすることから、そう推測されている程度だと思います)。また南西諸島では、他の水生昆虫が少ないコンクリートでできた池であっても、岸際から水の中に垂れ下がった植物の下を掬うとしばしば得られます。こういうことは、他の大型ゲンゴロウ類ではあまりみられないことです。これだけでは、現在の分布の拡大の説明にはなりませんが、要因の一つではあると思います。
posted by 源五郎 at 12:23| Comment(0) | ゲンゴロウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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